第59回学生生活実態調査 概要報告

全国大学生活協同組合連合会
※データの無断転載はお断りいたします。

2024年3月4日

はじめに 調査概要とサンプル特性について

<調査概要>

調査の目的
学生の生活、主に経済的な側面と大学生の意識や行動を調べ、大学生協の事業や活動の改善に役立てるとともに、調査結果の公表を行う。
調査の対象
全国の国公立および私立大学の学部学生
調査実施時期
2023年10~11月(1963年より毎年秋に実施 ※未実施年あり)
調査方法
学生を無作為抽出により抽出後、オンラインで調査(Web上の画面から回答)
回答数
9,873人(30大学生協 回収率22.8%)
調査項目の概要
収入・支出、奨学金、アルバイト、登校日数、授業形態、サークル所属、
就職活動、学生生活充実度、勉強時間、読書時間など

<サンプル特性>

  1. 第59回学生生活実態調査は104大学生協が参加、21,509名から協力を得た。ただし、ここで紹介する数値は、地域・大学設置者・大学の規模などの構成比の変動が大きくなり過ぎないように指定した30大学生協(国立大学19・公立大学3・私立大学9)の9,873名のデータである。経年の変化をより正確にみることができるようにしている。
  2. 前年と比較すると国公立大学が7.8ポイント増、私立大学が同ポイント減少。
  3. 学部別の男女構成比は、文科系4.2:5.8、理工系7.2:2.8、医歯薬系3.9:6.1となっている。
  4. 自宅生と自宅外生の構成比は、自宅46.4:自宅外53.6と自宅外生が上回っている。

概要報告内表記について

  • 実額平均(実額):「0」を含む平均。「無回答」は含まない。なお、特に注記のない「平均」は実額平均としている。
  • 有額平均(有額):「0」「無回答」とも含まない。
  • 学部:文系=文科系、理系=理工系、医歯薬=医歯薬系
  • 4年:4年以上
  • 各費目、収入合計、支出合計はそれぞれの平均額(四捨五入)。そのため「収入合計」「支出合計」と各費目の合計が一致しない場合がある。

今回調査結果の特徴

  1. 「学生生活が充実している」と感じている学生は90.2%と、83 年以降過去最高となった。「学生の元気」「キャンパスの活気」は確実に回復している。
  2. コロナ禍直後に入学した4年生(2020年4月入学者)のデータ推移や自由記述欄のコメントから、入学時の「無念」「苦難」を受け止め、「学生生活の充実」「自分自身の成長」につなげていった軌跡を窺い知ることができる。
  3. 登校日数や対面授業割合はコロナ禍前に近い水準となっているが、サークル加入率はコロナ禍前よりも少なく、大学生活の重点もコロナ禍の前後で違いがある。学生にとっての「充実」の内容や質が変化しているのではないか。
  4. 日常生活の中での不安や悩みはコロナ禍からは落ち着きを見せつつあるが、経済的な不安が相対的に上昇している。
  5. 学生の「暮らし向き」には大きな変化はないが、物価高騰や奨学金返済の不安を背景にお金に関する堅実な価値観が広がっていると推察される。

1.学生の経済状況

(1)自宅生の生活費(図表①)

「食費」は増加、他の多くの項目で支出は前年より減少

<前年(2022年)との比較>

  1. 自宅生の「収入合計」は65,970円と1,620円増加した。
  2. 費目別では「アルバイト」が43,010円と+2,100円。「アルバイト」の収入に占める割合は65.2%となり、前年+1.6ポイント。70年以降最大となった。奨学金は10,050円(前年▲170円)と微減。
  3. 保護者等からもらう「小遣い」は10,350円と630円減少した。
  4. 「支出合計」は64,340円で横這い。費目別では「教養娯楽費」が12,770円(前年▲640円)、「食費」12,600円(同+1,210円)。

(2)下宿生の生活費(図表②)

「食費」「住居費」「交通費」が増加、他の多くの項目で支出は前年より減少

<前年(2022年)との比較>

  1. 「収入合計」は129,240円となり4,950円増加した。「仕送り」が70,120円と前年+2,470円。
  2. 「アルバイト」は36,110円と3,770円増加した。収入の27.9%をアルバイト収入が占めている。
  3. 「奨学金」19,660円と980円減少。奨学金を受給している下宿生だけを取り上げると、奨学金がその収入の44.5%を占めている。
  4. 「支出合計」は127,500円と3,870円増加。費目別では「食費」25,880円(前年+1,750円)は、支出構成比が20.3%と前年+0.8ポイント。
  5. 「教養娯楽費」12,840円は430円減少し、「貯金・繰越金」は14,740円と1,770円増加した。

(3)下宿生の仕送り額の推移(図表③)

仕送り額は減少傾向が続く

  1. 「仕送り金額10万円以上」は、1995年から2010年にかけて大きく減り、その後も減少傾向。
  2. 2009年に「5万以上10万未満」の割合が「10万円以上」を逆転した。
  3. 仕送り「0円」は、概ね8%前後で推移している。

(4)「仕送り小遣い」が「0円」の大学生の経済状況(図表④)

仕送り「0円」下宿生の奨学金は全下宿生平均の3倍超、「0円」寮生は全寮生平均の約2倍

  1. 自宅生
    • 収入では、アルバイトと奨学金が全自宅生平均より多い。
    • 支出では、小遣い「0」と全自宅生平均で大きな違いはない。
  2. 下宿生
    • 収入では、アルバイトと奨学金が全下宿生平均より多い。特に奨学金は全下宿生平均の3倍を超える。
    • 支出では、住居費が全下宿生平均より約1万円少なく、他の費目は大きな違いはない。
  3. 寮生
    • 収入では、アルバイトと奨学金が全寮生平均より多い。
    • 支出は、ほぼすべての費目で全寮生平均より少ない。

(5)奨学金・授業料減免(図表⑤)

貸与型奨学金受給者の約7割が将来の返還に不安

  1. 何らかの奨学金を「受給している」は28.9%と19年(30.5%)とあまり変化はない。
  2. 貸与型のみ受給は17.1%、給付型のみ受給6.9%、貸与型も給付型も受給2.7%となっている。
  3. 受給者の受給平均金額(有額平均)は58,420円で、前年より2,440円増加(19年対比+1,880円)。
  4. 将来奨学金を返還することに不安を「常に感じている」+「時々感じている」は貸与型奨学金受給者の69.8%(前年▲1.8ポイント)を占めている(貸与型奨学金受給者を100として)。
  5. 授業料減免を受けているのは9.2%で、そのうち「全額免除」は3.6%。「部分免除(減額)」5.6%。
  6. 授業料減免を「申請をしたが受けられなかった」が3.2%、「条件が合わず、申請できなかった」が19.0%。
  7. 自由記入欄(巻末資料参照)では、奨学金・授業料減免の拡充を望む声が見られる。

(6)アルバイト(図表⑥⑦⑧)

アルバイト就労率と収入はコロナ禍前の水準に。使途は「旅行・レジャー」が増加

  1. アルバイト就労率(図表⑥)
    • 現在(2023年10月~11月)の就労率は74.5%(前年+2.4・19年▲1.3ポイント)と、21年以降回復傾向で、コロナ禍前(19年)にほぼ戻った。学年によってはコロナ禍前を上回っている。
  2. アルバイト収入(図表⑦)
    • ほぼコロナ禍前に回復。アルバイト就労率の回復と時間給アップの効果と考えられる。
    • アルバイトをしている人の週当たり平均時間は12.1時間と、前年と同じ。「10時間未満」23.9%(前年+0.4・19年▲0.5ポイント)、「10~20時間」33.1%(同+1.0・+0.1ポイント)、「20時間以上」11.2%(同▲0.4・▲2.8ポイント)だった。
  3. アルバイト収入の使途(図表⑧)
    ※半年間に「アルバイトをした」を100として
    • 一番多いのは、「旅行・レジャー費用」32.9%(前年+2.8・19年▲1.9ポイント)。
    • 続いて「生活費のゆとり」30.1%(同+1.5・+3.9ポイント)、「貯金」24.1%は前年▲3.8ポイント、19年+6.0ポイントとなっている。
    • 「サークル費用」も、20,21年から相当程度回復した。ただしこれはコロナ禍前には戻っていない。
    • 20、21年はコロナ禍の影響で「貯金・繰越し」が増えた。

(7)半年間の特別費(図表⑨⑩)

合宿、国内旅行、海外旅行が増加、学生の元気な様子がうかがえる

  1. 「合宿代」実施率は35.4%で19年の35.0%を上回った。有額平均は45,500円で前年+4,700円と増え、19年と比較しても▲1,600円で、ほぼ回復。
  2. 「国内旅行」は実施率では昨年を下回ったものの、19年以上(+2.8ポイント)の実施率。
  3. 「海外旅行」の実施率は7.5%と昨年を大きく5.7ポイント上回った。
  4. 「高額商品購入」の有額平均額は前年+5,600円で、19年よりも27,400円増えた。
  5. 今後の予定も「合宿」、「国内旅行」、「帰省」等、前年と19年を上回っている。

(8)暮らし向き(図表⑪)

  1. 暮らし向きが「楽な方計」は63.7%で前年より3.1ポイント増加し、「苦しい方計」は7.2%と前年より0.9ポイント減少した。
  2. これから先の見通しは「変わらない」45.2%(前年▲2.1ポイント)、「よくなりそう計」23.6%(同+3.1ポイント)、「苦しくなりそう計」21.5%(同▲0.8ポイント)と、明るい見通しが若干の増加。
  3. 生活費の中で節約・工夫したい費目(2つまで)の上位5位は次の通りだった。
    1. 外食費を含む食費 60.0%
    2. 嗜好品代 20.7%
    3. 交通費 13.0%
    4. 衣料品代 11.9%
    5. カフェ代 8.0%

※暮らし向き:「楽な方計」は「大変楽な方」+「楽な方」、「苦しい方計」は「苦しい方」+「大変苦しい方」

※今後の見通し:「よくなりそう計」は「かなりよくなりそう」+「少しはよくなりそう」、「苦しくなりそう計」は「少し苦しくなりそう」+「かなり苦しくなりそう」

2.大学生活・学生の意識

(1)登校日数、キャンパス滞在時間、授業の状況(図表⑫⑬⑭⑮⑯)

すべて対面授業が約半数、非対面授業を受講が4割、キャンパス滞在時間はコロナ禍前より短い

  1. 最近1週間の登校日数の平均は、対面授業増加に伴い4.1日と前年より0.2日増加。しかし19年からは0.3日少ない。
  2. キャンパス滞在時間は6.8時間で、対面授業の拡大、大学祭やサークル活動が活発にできるようになったなどで、20年、21年を上回ったが、19年から0.6時間少ない。
  3. キャンパス滞在時間の減少の特徴は、「7時間以上の滞在」が19年より大幅に減っていることだ。
  4. 「最近1週間の授業形態」は、「すべて対面授業」が53.5%と前年より18.8ポイント増加、「すべて非対面授業」は0.4%(前年▲0.8ポイント)となった。
  5. 最近1週間で「対面授業と非対面授業がある」36.6%(前年▲18.2ポイント)。この「最近1週間で対面と非対面の授業があった」を100として見てみると、「同じ日に対面と非対面の授業があった」は79.2%(前年▲5.5ポイント)。また、「対面か非対面かを選択できる授業がある」は30.9%(前年▲16.5ポイント)だった。

(2)学生生活の充実度と大学生活の重点(図表⑰⑱)

学生の元気、キャンパスの活気は確実に回復

  1. 学生生活が「充実している計」は90.2%と前年から2.7ポイント増加した。
    • 現1年生は比較できる83年以降最高となった昨年をさらに上回り92.1%に達した。
    • 現2年生90.5%(前年1年時90.5%・±0)、現3年生(前年2年時87.4%→現89.8%)と増加。
    • 入学年がコロナ禍初年度となった現4年生も1年時56.5%→2年次70.8%→3年次84.4%→88.2%となり、2018年度4年生の88.6%とほぼ同じレベルまで回復した。

      ※学生生活は「充実している計」は、「充実している」と「まあ充実している」の合計

  2. 「大学生活で現在最も重点をおいていること」は、「勉学や研究」前年+2.6ポイントで32.9%。次いで「部活動・サークル・同好会」が前年+3.6ポイントで16.3%。「よき友を得たり、豊かな人間関係を結ぶこと」15.5%、「ほどほどに組み合わせた生活」13.1%と続く。
  3. 大学生活の重点は、コロナ禍の前後で変化が見られる。学生にとっての「充実」の内容や質が変化しているのではないか。
    • 「勉強や研究」は0.4ポイント、「部活動・サークル・同好会」は2.1ポイント、19年に及ばない。
    • 増えているものは「趣味」(19年+1.3ポイント)。ここ数年、大学生活の重点として「趣味」が伸びて来ていたが、今回の調査では前年▲2.0ポイントで1割を切り、9.3%となった。

(3)サークルの所属状況(図表⑲)

サークルに所属する1、2年生は増えているが、コロナ禍前には戻っていない

  1. サークル・部活動等への所属率は60.2%(前年+1.8ポイント・19年▲7.9ポイント)でコロナ禍前(19年)の88.4%にとどまっている。
  2. 1年生は77.9%(前年+4.4ポイント)と増加したが、19年より4.9ポイント少ない。
  3. 2年生は65.6%(前年+2.4ポイント)と増加したが、19年より8.5ポイント少ない。

(4)大学が好きですか?(図表⑳)

  1. 「大学が好き」(「好き」、「まあ好き」の合計)は92.5%と増加が続いている。

(5)就職について(図表㉑㉒)

就職についての不安は、コロナ禍前の水準に戻った

  1. ①就職に「不安を感じている計」は、70.8%で、前年▲4.1ポイント

    ※「不安を感じている計」は、「とても感じている」と「感じている」の合計

  2. そのうち就職予定者が就職に「不安を感じている」内容は、「就職ができるか」が60.3%(2年生69.7%、3年生74.2%)で前年を4.8ポイント下回り、ここ5年では20年の73.1%をピークに減少が続いている。

    ※就職予定で就職に「不安を感じている」を100として

(6)政治・社会への関心(図表㉓、㉔)

  1. 国内外の政治の動向に関心が「ある」は57.0%と、前年より3.2ポイント減少した。
  2. 関心が「ある」は、女性53.1%に対して男性60.4%。理工系54.9%・医歯薬系48.6%に対し、文科系が61.2%と高い。

    ※「関心がある」は「大いにある」と「まあある」の合計

  3. 日本の未来は「明るいと思う」学生は20.6%(前年▲3.7ポイント・19年▲2.7ポイント)と減少した。

    ※「日本の未来は明るいと思う」は「とても思う」と「まあ思う」の合計。

(7)SDGsについて(図表㉕)

SDGsへの関心は全体的に低下傾向か

  1. 17の目標のうち「関心のあるテーマはない」が毎年増加しており、23年は11.5%となった。
  2. 関心が高い目標は、上位から順に、「質の高い教育をみんなに」31.4%、「すべての人に健康と福祉を」27.4%、「貧困をなくそう」25.4%、「ジェンダー平等を実現しよう」24.9%となっている。

3.日常生活

(1)日常生活の中で悩んでいることや気にかかっていること(図表㉖)

日常生活の中で悩んでいることや気にかかっていることは「生活費やお金のこと」が最多

  1. 日常生活の中で悩んでいることや気にかかっていることは、「生活費やお金のこと」47.0%で最多。以下、「授業・レポート等勉学上のこと」45.5%、「就職のこと」38.4%と続く。
  2. コロナ禍初年度(20年)調査では「勉学」や「就活・進路」に関する悩み、「対人関係の悩み」が急激に上昇したが、今回は全体としては落ち着きを見せている。
  3. 現在の学生たちの悩みや気がかりの特徴的なものを自由記入欄(巻末資料参照)に掲載した。

(2)大学入学後のトラブル遭遇(図表㉗)

21.7%の学生が大学入学後に何らかのトラブルに遭遇したことが推定される

※この質問は実際に被害が発生したかではなく、被害はないがその可能性があった体験も含む。

  1. 回答者数9,873人(30大学)で、約2100件のトラブルが発生している可能性がある。
  2. 「訪問販売・キャッチセールス」、「マルチ商法」「SNS上での金銭トラブル」等の消費者トラブルに遭った学生は9,873人中の461人にも上る。そのうちの297人は下宿生。
  3. 「パワーハラスメント・モラルハラスメント」は女子学生に多い。
  4. アルバイト先でのトラブルも多くなっている。
  5. 「空き巣・泥棒・盗難」は下宿生2.6%、寮生の3.0%が遭遇している。
  6. 下宿生、寮生の近隣住民とのトラブルも少なくない。

(3)食事(図表㉘、㉙)

1日の食事回数は平均で3.1回で横這い
1回の食事代は前年から減少

  1. 1日の飲食回数は、3回が55.8%(自宅生59.8%・下宿生52.2%)と前年より4.1ポイント増加した。
  2. 食事の摂取率は、朝食69.0%(前年▲3.7・19年+1.4ポイント)、朝昼兼用食22.1%(同▲9.0・+1.0ポイント)。朝食帯の摂取率が低下した。
  3. 朝食摂取率は自宅生78.1%(前年▲3.0ポイント)、自宅外生61.2%(前年▲3.4ポイント)と低下。
  4. 1回の食事代は三食とも前年から減少した。(有額平均)
    • 朝食:22年257円→23年226円
    • 昼食:22年534円→23年495円
    • 夕食:22年890円→23年658円

(4)病気・事故(図表㉚)

病気、事故・けがによる入通院は微増

(5)SNSの利用・動画視聴(図表㉛、㉜、㉝)

  1. 情報収集やコミュニケーションツールとして何らかのSNSを93.0%が利用している(利用しない・無回答を除いた数字)。
  2. ただし「発信もしている」は35.3%で、「見るだけ」が多数派だ。
  3. SNSの1日当たり利用時間は56.9%が3時間以上利用。6時間以上の利用者も10.6%いる。
  4. 動画視聴(授業以外)をしている人は3人に一人が1日3時間以上視聴している。
  5. 有料の動画配信を利用している学生は58.5%(前年59.0%)

(6)ChatGPTなどの文章生成系AIの利用状況(図表㉞㉟)

※ChatGPT等の利用状況については今回が初めての調査。

  1. 利用経験のあった学生は46.7%だが、継続して使っている学生は3割程度という調査結果となった。
  2. 有料版の使用は0.9%だった。
  3. 利用目的では「論文・レポート作成の参考」「翻訳外国語作文」「相談・雑談相手」が上位だった。

(7)読書時間・勉強時間(図表㊱㊲)

①読書時間(図表㊱)

  • 1日の読書時間「0分」(図表㊳の棒グラフ部分)は47.4%だが、2015年以降はほぼ45%から50%で推移しており、増えても減ってもいない。
  • 1日の読書時間は、読む人で64.7分と、13年の45.6分より増えている。
  • 全体の平均読書時間(0を含む)30.6分も、13年の26.9分より3.7分増えている。

②勉強時間(図表㊲)

  • 大学の予習・復習等の大学生の1日の勉強時間はコロナ禍期間では増加していたが、二年連続やや減少し59.7分となった
  • それでも19年より11.5分長くなっている。

大学に入ってよかったこと、困ったこと・悩んだこと
~104大学生協の21,509人の自由記入欄より~

<大学に進学してよかった>

  • 大学1年生の入学当初から新型コロナウイルスの影響で、従来のキャンパスライフを送ることができませんでしたが、資格の勉強や家族とのコミュニケーションなどステイホームだったからこそ行えたこともたくさんありました。また、昨年からは全ての授業が対面授業となり、ようやく大学生活を謳歌できているように感じます。好きな服を着て好きな髪色で好きなメイクで、自分の興味のある分野の授業を綺麗な教室で受けることができ、この大学に入学して良かったなと思います!毎日大学に行くことを楽しみにしています!(文科系・4年・女性・自宅)
  • 大学に入ってから、多様な人間がいることを知れて楽な気持ちで生きられるようになった。(文科系・3年・女性・自宅外)
  • 良くも悪くも自主性が大切になってくる。自分で何かやりたいことがある人には大学という場所は向いていると思うが、なんとなくで入っている人にはしんどい面もあると思う。けど、どうにかなります。(文科系・4年・女性・自宅)
  • 大学に入学したことで、自分の興味のあることを深く学ぶことができる上、講義だけではなく、アルバイトやボランティア活動、学友会活動、一人暮らし等、多様な経験を積むことができています。社会人になる前に、このように経験値を積むことができることが大学生の魅力だと強く実感しています。(文科系・1年・女性・自宅外)
  • 県外から1人で来たため、人間関係をいちからつくることははじめの頃大変であった。親に頼ることしかいままでできなかったため、自分で選択して決める機会が大学に入ってから多くなり、責任を持って行動することの大変さを学べている。(医歯薬系・2年・女性・自宅外)
  • 文理や教育の学部が混在しているキャンパスなので、自分の得意を活かして勉強をしあう人たちを目の当たりにすることが多く、就職に向けて自分たちの得意不得意や客観的に見た自分の能力が見つかる可能性が高い環境に身を置けていることを嬉しく思っている。(理工系・1年・女性・自宅)
  • 入学して良かったことは、楽しい大学生活が送れていて、忙しいがとても満足していること。また人との付き合いや自分の考え方、視野が広がり、より寛容性を持って人と接することができるようになったこと。(理工系・4年・男性・自宅外)
  • コロナ時に入学したことで友達を作らずに4年まで進んでしまったのでコミュニケーション能力が落ちてしまった気がする。この4年間から、これからの人生はしっかり何かを得ようと思えるようになったので頑張ります。(理工系・4年・男性・自宅外)
  • 社会で働く前に大学で色々な人と関わって、自分のコミュニケーション能力が上がり、自分の思いを相手に伝える工夫をたくさん学べていてとても役に立っています。また、実習の課題で様々な先生たちの意見を聞くことができ、普通ではできない貴重な体験ができていると感じています。(理工系・2年・男性・自宅)
  • 職業について考える猶予ができてよかったです。また、高校までは知り合わなかったような人とも知り合うことができ、世界が広がったと感じています。ただその反面、人間関係や将来に悩むこともありました。(文科系・1年・女性・自宅)
  • 大学に入学してから、勉強・進路・生活・健康などで困ったり気になったりすることは今まで以上に増えたように思うが、全国各地から来た友達と切磋琢磨できたり、時にはサークルで気軽に運動したり、アルバイトを通して社会に少し触れてみたり、自分で計画を立てて資格の勉強をしたりと、色々なことに積極的に取り組めているように感じる。(文科系・3年・男性・自宅)
  • 大学に入学してから、ずっと興味があった分野に専念して勉強することができたり、様々な地域から多様な価値観のもとで育ってきた友人と関わることができて多方面で学びがとても多かったです。コロナ禍で一年生の時期に対面授業がなく友人作りに悩んだ時期がありましたが、対面授業が再開されてからは偏ったグループに限らずたくさんの人と接し仲良くなれる機会があり充実しました。(文科系・4年・女性・自宅)
  • 本当に色んな性格、色んな国の人に巡り逢えて、考え方とか動き方が入学する前より非常に活発でグローバルになった。かつ、4年間絶えず勉学や課外活動の面でチャレンジし、成果もちゃんと見える形となったので、とても自分の成長を実感した。(文科系・4年・男性・自宅外)
  • 頭の良い人や留学生、真面目な人、不真面目な人、お金持ちの人などなど色んな人がいて、自分の価値観が一新される出来事が多く楽しい。(文科系・2年・女性・自宅外)
  • さまざまな人と出会うことが出来て自身の価値観・性格が寛容になっていくと感じた。(文科系・2年・男性・自宅)
  • 大学に入ってよかったと思うことは、精神的に自立することを知り、自分の頭で問いを立て考えることができるようになったことだ。(文科系・4年・女性・自宅外)
  • 入学当初はコロナ禍でオンライン授業だったり友達ができなくて困ったが、去年からは友達もできて留学もできて良かった。(文科系・3年・性別回答しない・自宅外)
  • 良かったことは留学に行けたこと、海外インターンシップに参加できたこと、大事な友達がたくさんできたことです。大学での生活や学習に満足しているかと聞かれたら、自信を持って返答はできませんが、大学を通じた学外での活動に力を入れており、今の時点の3年間はとても充実しています。(文科系・3年・女性・自宅外)
  • 大学は高校以前より人数が多く、出身地や経歴も多岐にわたることから、多様な価値観が存在しているのが面白いと感じています。大学以前も友人はいましたが、共通の話題や趣味でできた友人は大学の方が多いです。それまでは自分と同じ趣味を持つ人が少なかったので、大学に来て良かったと感じています。(理工系・4年・男性・自宅)
  • 気の合う友だちもできて、自分の学びたい分野や就きたい仕事も何となくわかってきたので、そこが良かったです。(理工系・1年・女性・自宅)
  • 同じ夢を志す仲間から日々刺激をもらいながら学ぶことができる環境があることや、「やりたい」という思いを受け止め、親身に寄り添ってくださり、願いを実現するためにサポートしてくださる先生方がいて下さることで、貴重な学びと経験が出来たことが大学に入学してよかったと思うことです。(文科系・4年・女性・自宅)

<授業について>

  • 改めて振り返ると、1~2年生の間は楽しかった記憶がない。コロナ禍によるオンライン化で交友関係が広がらなかった。広げる努力を怠った非が自分にあることは重々承知しており、悔やんでも悔やみきれない・・・略・・・3 年生に上がると対面授業が解禁され、学問への意欲が非常に高まった。先生型の講義も生き生きとして感じられ、学生同士の議論も白熱した。(文科系・4年・男性・自宅外)
  • 入学時はコロナ禍で、前期の授業が全てオンラインでした。そのため、友人と交流しにくくて辛かった。しかし、徐々に対面講義が増えていき、分からないことを友人に相談したり、授業の中で話し合ったり、人と話す機会が増えてよかったです。(文科系・4年・女性・自宅外)
  • コロナで最初の1〜2年はかなり棒に振った印象だが、最近は学生生活も充実してきたと思う。授業は面白く国内では学べる大学が少ない専門でも研究に打ち込め、地元では会ったことすらないような個性的な学生と交流でき専攻や大学ならではの様々な体験ができている。(文科系・4年・女性・自宅外)
  • 入学当初は知り合いの先輩などもおらず履修登録のやり方がわからなくてとても大変でした。対面の相談会だけではなくて動画などで気軽に履修のやり方を教えてもらえたらいいと思います。(文科系・3年・女性・自宅)
  • 入学の際に時間割りを組むのが大変でした。またパソコンの設定や大学のシステムに慣れるのに苦戦しました。(文科系・1年・性別無回答・自宅)
  • オンライン授業を増やしてほしい。折角整備されて快適に利用できたオンライン授業を何故なくしたのか理解できない。対面授業は不満に思う点(教室の空調が効きすぎていることや生徒の話し声がうるさい、など)が多く嫌。(理工系・2年・女性・自宅)
  • 入学時にオンライン授業で、授業を止めたり、見直したりするメリットがあったので、対面授業が大変に感じる。(文科系・3年・女性・自宅外)
  • 去年まではオンデマンドでも見られていた授業が完全に対面になり、座席を全て使っても立ち見が多くいる状態でも対面で授業を続行している状態が見受けられる。コロナを経てせっかく生まれた新しいやり方や考え方をコロナが明けたから元通りではなく、必要だと判断される部分はしっかりと今後に活かして行くべきだと思う。(文科系・3年・女性・自宅外)
  • 対面とオンラインのハイブリッドの授業をオンラインで受けた場合、配信が授業時間が終わる時間きっかりに終わってしまい、延長した部分が見れないため、結局対面に行く必要があり意味がない。(文科系・1年・女性・自宅)
  • コロナの影響で、講義がオンデマンドや対面両方あるため、大学に行く際に必ずパソコンを持っていく必要があり、荷物がとても重くなってしまうことには困りました。また、1つの対面の講義のために大学に通うということは、遠い実家から通ってるので大変だと思うことはありました。(文科系・2年・女性・自宅)
  • 大学のWiFiがすぐに切れたり、すごく弱かったり、全然繋がらなかったりする。作業をしている途中で接続が切れるとそれまでやっていたデータが全て消えたりして非常に困っている。(文科系・1年・女性・自宅)
  • 電波が悪く、困ることが多々ある。授業時にスマホを使ってその場で課題を提出しなければならない時に、電波が入らずいつも友達にスマホを貸してもらう。授業の時にそのような活動をする際には、しっかり電波のいい場所でしてほしい。(文科系・3年・女性・自宅)
  • WiFiが繋がりにくすぎる。(文科系・2年・女性・自宅外)
  • WiFi弱いです。繋がらないです。すぐに講義に参加出来ないので不便です。(文科系・2年・男性・自宅)

<サークルについて>

  • サークルに入って一生ものの出会いがありました。やりたいことができる生活が楽しいです。(医歯薬系・2年・女性・自宅)
  • 大学に入学して1番よかったことは、サークルに入ったり、バイトを始めたりしたことで同じ専攻の友達以外の友達などができたり、先輩後輩もできて、分からないことを先輩から教えてもらったりすることができることです。(医歯薬系・3年・女性・自宅外)
  • 高校生とは異なり授業における人間関係がかなり希薄ですが、一方で、自ら部活やサークルなどのコミュニティに所属することで深いつながりを作ることができたことは、大学に入って良かったことです。また、高校時代はコロナだったため、高校生のときよりも部活に打ち込んでいる気がします。(理工系・2年・女性・自宅)
  • 自分の専攻や部活動で素晴らしい仲間と出会えたことが一番よかったことです。現在は就職活動を進めており、自分の進路に悩む日々ですが自分と向き合い頑張ろうと思えています。(文科系・3年・女性・自宅)
  • ちょうどコロナ禍に被っての入学・大学生活のスタートだったため、私達の前の年度までに学生が何を経験していたのか少ししか知らないのが残念だ。学年内での公式な交流会やサークル活動や学園祭なども、私の場合は例外的な状態(全遠隔、半遠隔など)でしか行えなかった。(理工系・4年・女性・自宅外)
  • サークル活動も、コロナで見学が盛んでなかった時期に気まぐれで入ったものだったが、始めてみたらとても楽しく、先輩後輩と仲良くなれたので、入ってよかったと思っている。反対に、いろんな地域から人が来ているので、それぞれの価値観を理解するのが最初は難しかった。(理工系・3年・女性・自宅)
  • 部活やサークルに所属していないため、実習のことや授業の単位などの話を聞くことができる先輩がいない。(文科系・2年・女性・自宅)
  • 大学に入り、たくさんの友人に出会うことができました。また、サークルやアルバイトなどで今まで経験してこなかったことに挑戦することができてよかったです。(文科系・1年・女性・自宅外)
  • サークルなどで色んな得意を持った人と出会えるところは、大学に入って本当に良かったと思える点である。また、大学コラボプロジェクトなどで、他大学の人と、私がした事の無い体験を通して仲良くなれるといった点も、大学に入って本当に良かったと思える点である。(理工系・2年・男性・自宅)
  • 部活やサークルに入ったおかげでたくさんの友人ができました。授業だけではきっと仲良くなれなかった人たちと関わることができ、交友関係が広がりました。一年生の頃は履修登録に悩み、部活の先輩がいなかったらできなかっただろうと思います。(文科系・3年・女性・自宅)

<友だちについて>

  • 県外から入学したため知り合いがいなかったことや、コロナ禍で友人を作るのが難しかったこともあり、入学当初は情報収集が大変だった。(文科系・4年・女性・自宅外)
  • 入学時がちょうどコロナ禍で、生協主催の学生交流イベントに参申し込んでいましたが中止となり、サークルもほとんど中止になっていたため結局加入することができず、人と知り合う機会がないのが大変困りました。・・・サークル活動や新歓イベント、教養教育など多くの人と話し、交友関係を広げられる時期が全て無駄になったことが本当に勿体なかったです。(文科系・4年・男性・自宅外)
  • 様々な考えをもつ友人と出会えたことや、同じ趣味を持つサークルの仲間に出会えたことは大学に入ってよかったことの一つだと思います。また自分の好きな学問を勉強できるのもとても嬉しく思ってます。(理工系・3年・男性・自宅)
  • 同じ進路を志す人たちが多く、そのような人たちが多く所属するサークルで有益な情報を得られたり、貴重な経験ができたり、試験の対策に役立ったりする。(文科系・2年・男性・自宅)
  • 1年目がコロナ期で2年目からのサークル活動にもなじめなかったため学部問わず想像よりも友達に恵まれなく、さみしいです。なんとなく大学に関わりが薄いため愛着が持てず、このままでは本当に就職のためだけに入学してしまったようで味気がないです。(文科系・3年・女性・自宅)
  • コロナ禍に入学し、本格的に対面授業のために登校するころにはすでにグループが完成しており、馴染むことができなかった。次の世代の学生には、こういった出遅れの罠や自己責任論による切り捨てがないことを望む。(文科系・3年・男性・自宅外)
  • 自分の興味のある分野について深く学ぶことができたり、同じ分野の「好き」を持った友人や同じような趣味を持った友人を作ったりすることができたため充実した学生生活を送ることができていると思う。(理工系・3年・女性・自宅)
  • コロナ禍で1年生から2年生は友達が全然出来なかったのが困った。学年が上がると学校にくる日が少なくなるため、学年が上がってから友人を作るのは難しい。(文科系・4年・女性・自宅外)
  • コロナや自粛期間の時に友達を作るスタートダッシュが切れなくて大学に入った意味はほぼないと感じている。(理工系・3年・男性・自宅)
  • 仲の良い友達がなかなかできなかったが、研究室に入りやっと先輩や後輩と仲良くできて充実した生活を送れている。(医歯薬系・5年・男性・自宅外)
  • 大学入学後のオリエンテーションでクラスの輪に馴染めず大学に通えなくなり、現在休学していることに悩んでいる。(文科系・1年・女性・自宅外)
  • 友人をどうやって作ったらよいか分からず、一人で過ごした。(文科系・2年・性別回答しない・自宅)
  • 入学当初はオンライン授業で友達がいないことにとても不安を感じたが、対面授業が増えるに連れて友達が増え授業のわからないところやテストの要点を確認したり勉強に前向きに取り組めるようになった。(文科系・4年・女性・自宅)
  • 一番良かったと思うことは、友達がたくさんできたことです。大好きなことを勉強できて、自分でも研究して、友達と一緒に学食に行ったり外食をしたり、遊びに行ったり、アルバイトすることがまさに「自分が思い描いていた学生生活」でした。(文科系・1年・男性・自宅外)
  • コロナとかぶって入学し、友達0人です。(文科系・4年・男性・自宅)
  • 自分と異なる価値観の人、また気の合う人、目標に向かって頑張っている人に出会えたことで自分にいい影響を与えられたと思う。(理工系・1年・女性・自宅)
  • 友達全然出来なかったので情報が回ってこないことが困ります。でも無理して友達作らなくても大丈夫だからなんとかやってます。(理工系・2年・女性・自宅外)
  • 友達が多くできたことや、時間に余裕があったため好きなことや興味のあることに多く取り組めました。途中で専攻の実習がしんどくなり、大学を続ける気力がなくなってしまったため悩んでいました。しかし、大切な友達が同じ大学の同じ専攻に多くいたからこそ続けることが出来ました。(医歯薬系・4年・女性・自宅外)
  • 友人が増えたことや自由な時間が今までより持てるようになったことはよかったなと思います。ただ、対人関係で悩むことが増えたのは悩みです。(文科系・1年・女性・自宅外)
  • 人間関係を広げようと思わなければ人と深く関わることなく生活できてしまうため、孤独になりやすい。(文科系・4年・女性・自宅外)
  • 大学に入学してよかったことは様々な価値観の人と会う機会を作りやすくなったことです。自分から様々なコミュニティに入ることで自分の知らないことを知っている人や得意なことがある人などと話をして自分の知見を広げることができました。(文科系・3年・女性・自宅)

<不安や悩みがある>

  • 悩んでいても仕方ないことですが、コロナ禍によって私の理想としていた大学生活は完全に狂ってしまったまま終わりそうです。まず、友達が出来なかったことが大きく、結果的に就活に不利になったように感じました。今後自分が生きている感覚が戻るのかどうかが不安です。(文科系・4年・男性・自宅)
  • 教授や友人、先輩後輩などから新たな価値観を得られたことは良かったと感じている。ただ、逆に今まで出会ったことのない価値観に触れる機会が増えたことで、新たな価値観をなかなか受け入れられない自分がいることに気づき、悩んでいる。(文科系・2年・女性・自宅)
  • 休学と同時にコロナが広まり、約2年間オンラインで授業を受けました。3回生は対面授業が始まりましたが、2年間で奪われた生活を思い返すとやる気が出ず、病んでしまい、4回生を休学するという選択をとりました。(文科系・4年・男性・自宅)
  • 入学の際に時間割りを組むのが大変でした。またパソコンの設定や大学のシステムに慣れるのに苦戦しました。(文科系・1年・性別無回答・自宅)
  • 大学に入学して、自由な時間が増えたことで、自分で考えて行動するようになった。アルバイトや授業内外の勉強、趣味の時間などであっという間に時が過ぎているという感覚がある。2回生になってから、就職について考え始めて、将来に対しての漠然とした不安がある。(文科系・2年・女性・自宅外)
  • 入学したことを後悔。相談できる人もいないしなんかもう死にたい(文科系・3年・女性・自宅)
  • 大学生ならではの自由さを感じて嬉しく楽しい反面、すべての責任が自分になるため不安が多いです。高校までは親や教師からの催促や注意があったため、そこで再認識して確認することが出来ましたが、それがないので不安が多いです。(文科系・1年・女性・自宅)
  • 今まで周囲に合わすことが1番みたいな教育しておいて、いきなり大学で自主性とか、自分を表現してとか言われても、そんなのないので困った。(文科系・1年・性別回答しない・自宅)
  • 大学生活がコロナで台無しやねって言われることに困ってます。自分は1人の時間が作れてよかったのに、決めつけられて話されるので、あ〜ってなります。(文科系・4年・男性・自宅)

<トラブル・ハラスメント遭遇>

  • 自分が東京に上京したての新入生で少なからず不安があった時、当大学の公認学生支援団体を偽ったカルト団体に勧誘を受け、その後洗脳的な活動を受けた。大学や知人の協力もあり強引に抜け出し、またそのカルト団体の情報を大学に提供したが、抜け出した後も学内に信者がいるためいつ報復されるか分からず大学1年目から受験生時代よりも遥かに辛い日々を送った。(理工系・2年・男性・自宅外)
  • 私は今、大学の研究室で指導教員からモラルハラスメントのような言動があり、大学に行くのが億劫です。学生の話を聞いてくれる窓口等あればいいと感じています。(医歯薬系・6年・女性・自宅)
  • 困ったことは大学に一人で行くとたまに宗教かマルチの勧誘と思われる知らない何人かの大人の人に声をかけられて連絡先を聞かれることがあることです。最初はサークルか何かの勧誘かと思って話を聞いてみるとたわいもない話を長い間されてどのように切り抜けていいか分からないことが度々あってどうしていいか分からないと思う。(文科系・1年・女性・自宅外)
  • 就活の手伝いをするという謳い文句で就活支援ベンチャー企業のインターン生がめちゃくちゃ誘ってくるが正直鬱陶しい。しかも紹介してくれる就活イベントやインターンは調べてみると全てブラックベンチャーと有名な企業だった。駒のように働かされてるのに成果報酬型で時給は発生していないらしいです。就活生の不安に付け込んだ悪質な手口だと思う。(理工系・3年・女性・自宅外)

<奨学金・学費減免について>

  • 奨学金の返済が、卒業後の自身の家計にどれ程の負担になるのかや、その負担によって貯金や資産形成が中々できないのではないか、ということが不安です。(文科系・4年・男性・自宅)
  • いま大学4年生で来年からの奨学金の返済に物凄く不安を感じている。奨学金の返済に苦労している人の話を耳にするので、金銭的に苦しくならないか怖い。私は親に金銭的な面で頼りづらいので、給付型にできるように勉強を頑張ればよかったと後悔している。(理工系・4年・女性・自宅)
  • 自由な時間で有意義な活動ができた反面、奨学金等の経済的な不安が常にある。(文科系・4年・女性・自宅外)
  • 私は、大学の学費を貸与の奨学金と週4の自分のアルバイトで払っています。大学内外の奨学金に応募してるのですが、親の収入的に優先度が低いという理由から一度も採用されたことがありません。兄弟も多く、学費を親が払えないことから全額自分で払っている状況です。家庭の状況を書いているのですが、一度もみてもらえたことがありません。給付奨学金、奨学金に限らず、何か支援していただける支援機関があれば教えていただきたいです。(文科系・2年・女性・自宅)
  • 貸与型奨学金の返済ができるか不安で公募の給付型奨学金に申請したが全く通らず、抑うつ気味になった時期があった。(文科系・4年・女性・自宅外)
  • 大学院に進学するために、学部の分と合わせて奨学金を二重に借りなくてはならないことが、少し不安です。(理工系・3年・男性・自宅)
  • 大学に入って友達も先生もよくとても楽しいのですが、勉強が忙しくてアルバイトがなかなかできず、学費や生活費をどう工面しようかと考えることが悩みです。親とは話し合っていますが、もう少し給付型の奨学金が増えたり、所得制限のない奨学金があればいいのになと思ったりします。日本は給付型の奨学金が少なすぎる。だからこそ、このようなことを全国の大学がもっと国に訴える機会があれば、国も大学生のために動いてくれるかもと期待しています。(医歯薬系・2年・女性・自宅外)
  • 5人兄弟で3人大学に通っているため、奨学金だけじゃ、学費を賄いきれない。アルバイトをしすぎると扶養を超えてしまう。(理工系・1年・女性・自宅)
  • 奨学金も申請したがもらえず、兄弟が多く親も高卒で裕福なわけではないので親に頼ることができず、アルバイトと学業の両立に悩んでいる。(文科系・3年・女性・自宅外)
  • 給付型奨学金対象外とみなされ生活が苦しいです。授業料も今まで免除されていましたが全額支払いとなります。親から仕送りを貰える望みは薄いです。成績優秀者の授業料免除制度があればいいのにと思います。(理工系・2年・女性・自宅外)
  • 大学院進学を目指していた友人がいました。しかし将来返さなければならない学費について悩み、最終的に諦めて就職活動をすることになったというケースを度々見受けました。私も貸与奨学金を返さなければならないプレッシャーがあり、将来の進路に悩むことがありました。(文科系・4年・女性・自宅)
  • 私立なのでお金に困っている、しかし奨学金が控除されるほど成績上位の維持は厳しいし、奨学金を借りても返す必要があるのが苦しいので借りない。(理工系・1年・男性・自宅外)
  • 大学生になってからバイトをするようになり、お金を稼ぐ大変さを感じました。それと同時に卒業してからの奨学金の返済を払っていけるのか不安にもなりました。アルバイト代を少しづつ貯金していますが、生活費(主に食費)などですぐに使ってしまいます。(文科系・2年・女性・自宅外)
  • 奨学金のおかげで学ぶことができて本当に良かった。(理工系・1年・性別回答しない・自宅)